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相続とは何か?
■法律的な解釈■
前項で、相続とは「亡くなった人の生前持っていた財産を家族などに受け継がせること」と一言で説明致しました。しかしこれではあまりにも漠然としています。
相続を法律的に解釈すると「個人の死亡によって、その財産上の権利や義務を相続人である家族や親族が包括的に承継すること」と説明できます。
つまり遺言書などで故人の財産である権利や義務を承継する場合、本来は「遺贈・贈与」であり「相続」にはあたらないのです。

■定めている法律■
では、亡くなった人(被相続人)の承継者である相続人は一体どのようにして決められるのでしょうか?
相続の基本的なことを定めているのが民法の第5編「相続」になります。また民法以外にも様々な法律が絡んできます。
例えば土地や不動産などの名義を変えるには「不動産登記法」、相続人を特定する場合には「戸籍法」、相続に対する税金は「相続税法」などが一例です。

■相続人■
また相続をするうえで重要になってくるのは、相続人が誰であるのかという事だと思います。
まず、亡くなって相続の対象となる財産上の権利や義務を残した人は「被相続人」
その被相続人の財産上の権利や義務を包括的に承継する地位にある人を「相続人」と呼びます。

相続人に関しましては「相続人」のページで詳しく述べていますのでそちらをご覧下さい。

■相続人の種類■
相続人には大きく「配偶者相続人」と「血族相続人」の2つに分けられます。
・配偶者は常に相続人になることができますが、婚姻届が出されている者に限られ、内縁の者は含まれません。
・2番目の血族相続人はさらに 第1順位として「子(およびその代襲者)」 第2順位として「被相続人の親などの直系尊属」 第3順位として「兄弟姉妹(およびその代襲者)」の3つに分けることができます。つまり、ここで記載した配偶者相続人と血族相続人以外は相続人ではないという事になります。

相続人に関しましては「相続人」のページで詳しく述べていますのでそちらをご覧下さい。

■代襲相続■
さて、さきほど「代襲相続」という聞き慣れない言葉が出てきました。
これは、相続開始時点で、相続人が既に死亡している・あるいは相続の欠格事由にあたるなどして相続権を失った場合等に適用され、相続人に子どもがいれば、その子どもが相続できるというものです。

なぜ代襲相続が認められているかというと、代襲相続をする者にしてみれば、本来ならば自分の親が相続人となり、将来親の相続をするのが自分であるため、親の死亡等により相続できないのは不条理だという理由からです。
この場合、代襲相続する人を「代襲者」、代襲相続される人を「被代襲者」と呼びます。
しかし誰でも代襲者になれるわけではありません。代襲者になれる者は、相続人の直系卑属(子・孫・ひ孫などの子孫)と被相続人の兄弟姉妹の子(甥・姪まで)と限られています。
なお、いずれの場合も相続人が相続を放棄した場合は代襲相続は認められていません。

■法定相続分■
相続人が決まると、いよいよ相続に入ります。しかし複数の相続人がいても、均等に分配されるわけではありません。
各々の相続人の順位に対して民法で定められた相続分が決まります。このことを「法定相続分」と呼びます。
なお、遺言書で特に指定してある場合は遺言書に基づく相続分となり、その場合は「指定相続分」と呼ばれます。
また同じ順位の相続人が複数いる場合には、その人数に応じて均分(均等分配)となるのが原則です。
しかし、土地や建物が含まれる場合などは均分できないのが現実です。そこで相続人同士で話し合いをして、どの財産を誰が承継するのか、ということを決めます。
この話し合いを「遺産分割協議」といいます。

遺産分割協議に関しましては「遺産分割」のページで詳しく述べていますのでそちらをご覧下さい。
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